焦点距離が85mmから100mmまでが中望遠レンズ

焦点距離が85mmから100mmまでが中望遠レンズ

85mmの中望遠レンズは、ポートレートにも最適なレンズです。小さい絞り値で短い距離、このような条件でポートレート撮りを行い人物にピントを合わせると被写界深度が浅くなり、背景はボケ気味になり人物だけピントが合う写真を作ることができます。一方、絞り値を大きくして長い距離で同じようなポートレート撮りを行うと被写界深度は深くなってピントは全体的に合った写真を作れるなど焦点距離が85mmの中望遠レンズならボケ味を楽しむことができますし、被写界深度は焦点距離が長くなるほど効果が高くなるなどの特徴があります。なお、中望遠レンズは85 mm～100mmまででこれを超えると望遠や超望遠などの種類になります。85～100mmは、手持ちで撮影することもできるのですが、絞り値を大きくして（f32など）シャッター速度を1/125などの低速度にすると、露光時間が長くなるのでピンボケになりやすいので、必要に応じてカメラを三脚に取り付けてシャッターを切る、レリーズなどの道具を使うことをおすすめします。

望遠ズームは望遠レンズの焦点距離を可変できる

一般的に望遠レンズは単焦点のレンズの総称で、標準レンズ以上の焦点距離になる85mm以上の単焦点タイプを一般的に望遠レンズと呼びます。しかし、85～200mmなどのような望遠ズームもありますので購入する前にそれぞれの違いやメリットなどについて理解しておくことをおすすめします。ズームレンズは焦点距離を可変させることができるレンズの総称で、一般的に望遠ズームと呼ばれているものは85mm以上の可変域を持つタイプで、24mm～85mmなどの場合は広角の領域も含まれているので広角ズームなどのように呼ばれることもあります。単焦点の場合は、焦点距離が200mmなどのように固定されているのが特徴ですが、ズームは135～200mmなどのように焦点距離を変化させながら撮影ができるため、これを1本持っていると単焦点の望遠レンズを複数持つものと同等の撮影が実現します。しかも、1本のレンズで賄うことができるので移動するときなどの重量における負担がないこと、カメラへの脱着などの手間を省けるなどのメリットがあります。